インテリア通信「インテリアグリーンを個性的に飾る」｜おすすめインテリア

今回は、インテリアグリーンを個性的に、大胆に飾る例をご紹介します。

グリーンがお部屋にあると、無機的だった空間に和やかさややわらかさが生まれたりします。今回は、空間に合わせて少し個性的だったり、大胆さを出すようなグリーンの生かし方に注目してお話します。

グリーンはきれいな鉢カバー等に入れて小物のように飾るのが一般的ですが、写真①・②のように無造作にいろいろなところに大小のグリーンを取り混ぜて置くのも自然な感じがして、リラックスできる空間になります。

写真③は吹き抜けに合わせて大胆に部屋の中央に大きなグリーンを置いています。これだけで個性的な空間になると共に、より空間に広がりが感じられます。
写真④は階段の踊り場にあるトップライトに合わせてアレカヤシの大鉢を置いています。トップライトとオブジェとグリーンがのびやかな空間にしています。一般的に、階段の踊り場はそれほど広くはないので、リビングやファミリーコーナー等、他のお部屋に応用するのも良いですね。

他にも洗面カウンターの上に、そこに茂っているように置いたり（写真⑤）、枝だけを大胆に飾ったり（写真⑥）するのも個性的です。花瓶を置いただけと枝を挿した時では、明らかに部屋の雰囲気が違います。枝ではなく、ドライフラワーやオブジェなどを挿しても面白いかもしれません。
また、鉢植えではなく、花瓶にグリーンだけを挿すのも優しい感じになります（写真⑦）。花瓶というとまず花を挿すことを考えますが、このようにグリーンだけでもきれいで、爽やかでスッキリしたイメージになります。同様に生け花もグリーンだけでまとめると、爽やかなイメージになります（写真⑧）。また、葉は植物の種類によって、色も形状も異なります。組み合わせによってとても趣味がいいものにもなります。

次に、グリーンと光の組み合わせ方をご紹介します。写真⑨は小さなグリーンに光を当てただけのものですが、それだけで暖かな雰囲気が出ています。これをもう少し応用したものが写真⑩ですが、個性的な器にグリーンを配し、上から狭角のスポットライトで照らしています。グリーンの量は多くなくても、光と器のコラボで上質なコーナーを作り出しています。

最後に写真⑪をご覧ください。中庭のテラコッタタイルの上に、大小様々なグリーンを並べていますが、何とも言えない良い雰囲気になっています。ついお庭に出て、お茶したくなりますね。こんな空間にもチャレンジしてみてください。

今回の特集はいかがでしたか？
グリーンを飾る際、グリーンの形状や種類・器に凝るのもひとつですが、今回見てきたように、空間や光と総合的にバランスをとることで、大胆に配置したグリーンがより良い雰囲気のある空間を作ることが出来ます。あまり難しく考えずに、お部屋にグリーンを置いてみて、全体の雰囲気を大きく眺めることが大切です。