住まいの情報サイト「おうち*くらぶ」
HOMEおうちを考えるおすすめインテリア花のある生活みなさんの声プレゼント&アンケートスタッフルーム
おすすめインテリア:interiorインテリア通信 「カーテンレール」
スタッフ  インテリアコーディネーター カナ

「造り付け家具」の2回目としてお話を進めます。
今回は「造り付け家具」のさまざまな表情をご紹介します。

写真1
前回の「造り付け家具」でもお話しましたが、造り付け家具の最大のメリットは使う人のニーズに細かく対応できるところです。
写真@は、書斎の家具の一例です。左側にデスクと一体になった書棚を配しています。
書棚は奥行きが深すぎると、使いづらいものです。本の前に本を重ねてしまって、いざ後ろの本をとり出そうとすると、前の本を全部降ろさなくてならず、結局、読書する気もなくなってしまった・・・という経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この家具も書棚部分の奥行きが深いですが、手前にキューブ型のオープンボックスを取り付け、そのボックスが下部レールに沿って左右に可動します。後ろの本を取り出す際も、ちょっとした動作で取り出せるので、とても楽です。
既成品の書棚にも前面に可動ボックスがあるものもありますが、上から下までがひとつのボックスになっている場合が多く、本がびっしり入ってしまうと重くなり、動かすのも大変になります。この造作家具のように小さなボックスで構成されていると、そういったこともなく、快適です。但し、やはり収納力は少し落ちます。使い易さと収納力のどちらを優先するかは使う人の好みです。
写真1   写真2
【写真@】 【写真A】
また、書棚の下の小引き出しは内部を細かく区切り、大切な物などを入れるスペースとしています。フェルトを内部に貼って、繊細な物の収納にも気を配っています。(写真A)
一部の引き出しは鍵をかけられるようにして、貴重品等の収納もできるようにしています。何か貴重で小さな物をコレクションしている・・・という時にもこんな引き出しがあったら、便利ですね。
ここまでお話してきましたように、造り付け家具は細かい要望にも対応できます。
例えば、扉の開け方ひとつをとっても、使い勝手が大きく変わります。現在、様々なドア金物がありますので、用途別の開け方を見てみましょう。
写真3 写真B〜Dはテレビ用の造り付け家具です。扉をはね上げたり(写真B)、はね上げた扉を中に収納したり(写真C・D)、前に倒したり(写真D)など用途や見た目に合わせて、使い分けています。
テレビの下には、ブルーレイやDVDプレーヤーを置くことが多いと思いますが、ドアが閉まっていると、リモコンの受光部が隠れてしまって、リモコン操作ができません。ガラス扉やオープンでもいいのですが、普段は中を見せずスッキリさせたい場合は、写真C・Dのように上にはね上げて、スライドさせて奥に収納するタイプがお奨めです。映像を見ている間も扉が気にならないし、前を歩く人の邪魔にもなりません。
【写真B】
写真4   写真5
【写真C】 【写真D】
また、変わったところでは、ペットのために家具をしつらえることもできます。

写真Eは猫が上部のキャットウォークへ上がるための足がかりをつけた家具です。棚は飾り棚も兼用しています。
猫は上の棚しか利用しないので、下の小さな棚にはお気に入りの小物を並べて置けます。猫がこの家具を上がって行くところを想像すると楽しくなりますね。
写真6
【写真E】
その他にも、造り付け家具でキッチンを造ることもできます。
写真Fは天板にタイルを使い、シンクはホーローシンク、扉は少しクラシックな雰囲気の鏡板仕様にしています。キッチンこそ使う人の個性が出るので、こだわりのある方は専門家と一緒に設計するのも楽しいと思います。そうして出来上がったキッチンでは、より一層お料理が楽しく、はかどるのではないでしょうか? 写真7
【写真F】
最後に、家具の大切な要素である「つまみ(取手)」の一部をご紹介しましょう。
写真Gは様々な面材に取り付けた「つまみ」です。これによって、家具の雰囲気が作られることもあります。また、実際にその「つまみ」を握ってみて、使い易いかどうか機能面の確認をすることも大変重要です。 写真8
【写真G】
@〜G写真提供/(株)賀川
line
こうして見ると、造り付け家具は機能性を持ったインテリアアイテムとして、とても魅力的なことがおわかりになると思います。皆さんもご自身のためのたったひとつの家具を造ってみてはいかがでしょうか。
このサイトを友達に教える
HOME 「おうち*くらぶ」とは ご利用条件 ご意見メール 個人情報について サイトマップ
詳しくはこちらをクリック!
フィアスホームトップページ  
 
おすすめインテリア:インテリア情報
メゾン・エ・オブジェB