デンマーク随一のインテリアショップ「イルムスボリフス」は、北欧のインテリアショップとして日本で最も有名なお店です。ショーウィンドーのディスプレイは定期的に変わるため、何度行ってもインスピレーションを受けることができると思います。 グリーンを基調に構成された空間はかなりインパクトがあり、道行く人々が興味深げに覗き込んでいました。
1階から4階までの吹き抜けの店内は木がふんだんに使われており、少し暗めの照明が落ち着きのある雰囲気を醸し出していました。
家具・照明・ファブリック・雑貨など有名デザイナーから若手デザイナーのものまでが数多く並んでいるため、ついつい長居をしてしまいました。半日程ゆっくり滞在して北欧のデザインにじっくりと触れてみてはいかがでしょうか?
北欧の長い冬には照明は特別な意味を持ちます。 器具自体のふわふわした柔らかいデザインと、そこから漏れる光があたたかく感じられ、まるで障子から透過する光のようでした。こんな素敵なあかりをリビングに灯して、ゆっくりした時間を過ごしたいものですね。
イルムスの近くにある小さなショップですが若手の建築家、デザイナーが集まって出来た会社とのことです。斬新なデザインと色使いの家具が多いのですが、上品で柔らかい印象を受けました。モダンなデザインながらほっとするような心地よさを感じる点は、北欧の巨匠の家具と通じるところがありますね。
1)ナチュラル色とダーク色の家具にオレンジのラグを入れることでコントラストを抑え、色味を中和させています。中心にホワイトのテーブルを置くことで、明るさがプラスされモダンな印象になっています。
派手な空間ではないため、注意して見ないと見過ごしてしまいそうですが、ホワイトを上手に使ったハイレベルなコーディネートです。
2)明るく白基調のインテリアにナチュラルな木目とアクセントの色が入るコーディネートです。 日本の「ACTUS」や「IDEE」に近いイメージですね。 まさにナチュラルモダンの空間です。
3)タイムスパンの長い家具はベーシックな色使いにし、小物やファブリックの色でアクセントをつけています。 色のトーンは抑えて対比させる色使いのため、落ち着きが感じられます。
パウスチャンのショップ内最下階にある事務所。スタッフの方はこんなオープンなスペースでお仕事をされていました。 日本のオフィスのようなグレー1色の空間とは違い、色使いが素敵ですね。白と黒のストライプのチェアが空間にメリハリを与えていました。 こんなにおしゃれな空間で仕事をすると、良い仕事が出来そうですね。
今回は、北欧のインテリアスポットについてご紹介しました。 ご旅行の際には、是非立寄ってみて下さいね!
次回は、ミラノサローネ2006の特集をします。 今後のインテリアの流行をいち早くご紹介しますので、お楽しみにして下さい。