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おすすめインテリア:interiorインテリア通信 「ダウンライト中心の照明計画」
スタッフ  インテリアコーディネーター カナ

日々の生活に欠かせない照明。
インテリアの1要素でもあり、光の演出の違いによって空間イメージが大きく変わりますよね。
今回は「ダウンライト」を中心にした照明計画についてご紹介します。

写真1
昨年からの節電の影響もあり、照明計画による省エネにも関心が高まってきているように思います。生活シーンに合わせて点灯する照明を変えたり、光の出方を工夫したりと、インテリア同様、光のコーディネートが注目されています。
少し前までは1室1灯が当たり前でしたが、最近は多灯照明が多く見られます。その際、よく使用される照明器具が「ダウンライト」ではないでしょうか。

ダウンライトと一言で言っても、様々な種類があります。見た目は天井に埋め込まれていてあまり違いがわかりませんが、それに使用されている電球ひとつとっても、蛍光灯・白熱灯・LED等がありますし、その色も白っぽいものから黄色っぽいものと多岐に渡っています。
節電が叫ばれる昨今ではLEDが特に注目されており、価格も下がって使いやすくなってきました。

ダウンライトには、光を直下に照射する一般的なもの(但し、これにも拡散光タイプや集光タイプがありますが)といろいろな機能を持ったものがあります。
まずは、ダウンライトの機能による違いを見てみましょう。

■ウォールウォッシャ型(写真@・A)
壁面を広く照射します。例えばテレビを見る時に暗くしたい場合、背面だけでも明るくすると、目が疲れにくくなります。また、真上に照明器具が取り付けられない場所などにも有効です。

写真1   写真2
【写真@】 【写真A】

■ピンホール型(写真B・C)
集光性を高めて、直下照度をアップしたダウンライト。照らしたい所だけを照らせるので、アクセントを演出できます。
また、レンズを使って、さらに光を集める器具もあります(写真C)。店舗でこのような演出を見たことがあるのではないでしょうか。

写真3   写真4
【写真B】 【写真C】
■ユニバーサル型(写真D)
照らしたいものに向けて、光の角度が調節できるダウンライト。壁の絵画やオブジェなどをライトアップし、演出することができます。但し、器具によって可動範囲は決まっていますので、取り付ける位置には注意が必要です。
  ■グレアレス型(写真E)
発光部の輝度を最小限にしたダウンライト。器具自体の存在感を抑えつつ、直下にはしっかりした光が届くので、独特の雰囲気を演出することができます。
写真5   写真6
【写真D】 【写真E】

■傾斜天井型(写真F)
勾配天井に設置できるダウンライト。吹き抜けなどで勾配天井になっている場合、器具自体は天井なりに設置しても、光が直下に広がり、床面を効率よく照らすことができます。高い天井では電球交換が大変ですが、LEDタイプを使用すれば、ほとんど交換の心配はありません。

写真7
【写真F】

その他、ニッチ(壁面のくぼみ)や家具の中に設置できるコンパクトな器具もあり、お部屋のアクセントにもなります(写真G)。

ダウンライトの配灯を考える時、上からまっすぐ落ちてくる光だけではなく、その光の広がりや角度も考慮し、光によってアクセントを作ったり演出することができると、その空間の質はグレードアップします。もちろん、ダウンライトだけではなく、他の照明器具を組み合わせて照明の設置高さも考慮すると、よりグレードの高い空間を演出することができます(写真H)。
写真8   写真9
【写真G】 【写真H】

また、最近では生活シーンに合わせてどの器具を点灯するのか、消灯するのかも配慮して、スイッチ計画を行います(写真I・J)。

写真10
【写真I】 家族団欒の照明例(リビング中心に照明を点灯し、全体的に明るめにする)
写真10
【写真J】 食事を楽しむ照明例(食卓中心に照明を点灯し、リビング側は少し照明を残す)
@〜J写真提供/パナソニック(株) エコソリューションズ社
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今回の「ダウンライト中心の照明計画」はいかがでしたでしょうか。
照明計画はお部屋の形状やインテリアなど、多くのことが関係してくるので、少し難しいかもしれません。しかし、ダウンライトにも様々な種類があることを知っていれば、ご自分の理想の空間づくりがより具体的になっていきますし、設計者にも伝えやすいのではないでしょうか。
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