オープンキッチンは、ちょっと見られるのがイヤな状態にあるときも、目につく大きな家具のようなものです。
オープンなところに設けるためには、インテリア性にも気を遣いたいものですね。インテリア性に気を遣うと、「キレイにしなければ!」と清潔に保つように頑張れそうだと思いませんか?
●コーディネートのポイント
オープンキッチンは吊戸を計画しない場合が多く、その場合、収納が少なくなるのでバックヤードの計画は大変重要です。 キッチンの背面・あるいは側面に十分な収納計画をあらかじめして下さい。 これが出来ているかどうかが、キッチンがすっきりキレイに出来るかどうかの別れ目です。
デザインだけを重視してしまうと失敗する場合もありますので、こういった収納面や使い勝手などの機能面にも十分注意しながら、LDKのインテリアをどんな雰囲気にするのかを考慮して扉の面材やカウンターの素材を選んで下さい。 最近の住宅は、オープンキッチンが主流になってきているので、キッチンメーカー各社からインテリア性の高い商品が数多くラインナップされるようになりました。 ひと昔前、キッチンの企画をしているメーカーの人達と新しい商品開発の打合せをしている時、「これからはおしゃれな空間にも合う家具のようなキッチンが必要」と発言をしたところ。「・・・?」「家具?」とヨーロッパの猫足の家具を想像されてしまい、なかなか話が噛み合わなかった事を思うと大きな進歩です。 キッチン本体だけでなく、水栓やフードも同じように常に目に入るものなのでデザイン性に優れたものを選びたいですね。 こういった細かい所にこだわるとキッチンがスタイリッシュになっていきます。
せっかくオープンにするのならば、思わずお友達に見せたくなるキッチンを計画してしまうと、掃除も苦にならないかもしれません。 キッチンは色々な機能を持った重要なスペースです。 従来は調理をする「作業スペース」ととらえられていましたが、最近では家の中心になり、家族が集まる場所になりつつあります。 キッチンが好ましいスペースになると生活も一層楽しくなるのではないでしょうか? ご自分の生活スタイル、お掃除頑張り度などに合わせて、計画してみてください。