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おすすめインテリア:interiorインテリア通信「物を飾る」
スタッフ  インテリアコーディネーター カナ

以前、絵の飾り方を取り上げたことがありましたが、
今回はもう少し広い範囲で「物を飾る」基本パターンと
その応用についてお話しさせていただきます。

イメージ写真

どなたにでもお気に入りのもの、思い出の品などがあることと思います。
それらは、いつも目にふれる所に置いておきたいものですが、数が増えていくといつしかお部屋の中が乱雑になりがちです。
お気に入りのものでもセンス良く部屋全体のバランスを考えて飾りたいものですね。

それでは、まず飾り方の基本パターンを紹介して行きましょう。
【写真1】は同じ種類・似たような大きさの花器を均等に配置した例です。

前後の位置は一直線上になるようにしていますが、こうすることによって、整然とした印象になります。
ランダムに並べられていたり、前後の位置に出入りがあると飾ってあるようには見えなくなる場合もあるので気をつけましょう。

  写真1

【写真2】は形、大きさが異なった花器を置いた例です。

キャビネットの中央に固めて置くことにより、まとまった印象を与えます。
関連性が高いものの場合はまとまり感が出ます。
この場合は高さに変化があってもかえって強弱のバランスがとれ、美しく見えます。

  写真2

【写真3】は同じ種類の花器をかためて置いた例です。

単体で置くよりも印象を強くする事ができます。
同じ物を固めて置く事で、ひとつのオブジェのように見せるテクニックです。

  写真3

【写真4】は異なった素材・大きさのものを横一直線上に配置した例です。

写真4

これは【写真1】と【写真3】の応用です。
異なったものでも、色やボリューム感のバランスを取りながら飾る事でとても素敵に演出する事が出来ます。
ただ、異なったものを飾ると、その置き方によっては雑然となりがちなので、間隔やその物の持つ正面性には、
十分に神経を使ってください。
斜めになっていたりすると乱雑に見える原因になる場合もあります。

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基本的には、物の置き方は上の【写真1〜4】でご紹介した例の組み合わせや応用になります。
整然ときちんと置かれていれば、見た感じもすっきりし、飾ってあるという雰囲気を演出できます。
さらに応用例をいくつかご紹介しましょう。

【写真5】と【写真6】は台湾にあるお茶のお店で、築100年以上の民家を改装したものです。

写真5   写真6

【写真1】でご紹介したように、同じ種類のもの・同じ大きさのものを均等に並べています。
ここまですると、かなりの迫力になりますね。
また、歴史を感じさせる建物のスパイスがきいているので、落ち着いたしっとりとした空間になっていました。

【写真7】は大小の花器を床の間にバランス良くかためて配置した例です。

写真7

適当な花材があれば写真のように演出したり、もし花材が切れている場合でも相似形の2つの花器がある事で、モダンな床も映えます。
この花器のように大きさが異なっても、形が同じ場合はまとまりやすく、置いた時のバランスが安定します。

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【写真8】は【写真4】の応用です。ひとつの面だけではなく、後ろの壁面も含めたコーナーとしての
飾り方です。

旅先で買い集めたと思われるエキゾチックな小物で統一されています。
大きさも置いてある面も違っていますが、全体として統一感があるため、楽しげなスペースになっています。
お友達とお茶をしながら、旅にまつわるエビソードや楽しいお話しをしている光景が浮かんでくるようです。

  写真8

【写真9】はかなりの応用編です。わざわざ壁を凹ませて花器や小物を飾る為のスペースを作っている
例です。

凹の位置も大きさもばらばらです。
バランスを崩しながら統一感をかもし出す、という高等テクニックを使っています。こういった場合は、建築の計画時に良く打ち合わせをしておかないと失敗してしまうので予め準備が必要です。
全体の雰囲気作りという観点から見ると、建物自体によって、仕上げや形などで統一感が作られていますので、色々な物を置いても問題なく溶け込んでいるように思えます。

  写真9
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花器や小物などの基本となる飾り方とその応用編をご紹介しましたが、いかがでしたか?
始めから広い範囲のことを考えるのではなく、お部屋の一隅をちょっと飾ってみる、そしてその範囲を
少しずつ広げていくというステップを踏むと、だんだん楽しくなっていくと思います。
皆様もお試し下さい。

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