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おすすめインテリア:interiorインテリア通信「和の建具@」
スタッフ  インテリアコーディネーター カナ

今回と次回は和の建具を取り上げます。
最近は和室がない住宅やマンションが増えてきた
せいか、障子や襖のないおうちも珍しくありませんが、
和の良さを改めて見直す事にしてみます。

イメージ写真
昔からの日本建築は、柱と梁、建具などで構成されていて、建具を外してしまえば広い空間が出現
するような、フレキシブルな住宅を作る事が出来ます。
壁の面積が小さいため、西洋建築のように絵やタペストリーを掛けるようなスペースは少なく、あえて
言えば、床の間という日本独特のスペースに、季節を表した掛け軸やお花を飾ることが西洋のそれに値するのかもしれません。

昔はガラスがなかったため、障子がその役割を果たしていました。
もちろん外を見ることはできませんが、障子紙を通して室内に柔らかく拡散していく光はなんとも言え
ない良さがあります。今では欧米でも障子がインテリアに取り入れらるようになってその良さが再評価されています。
【写真1】横繁障子
横の組子が多く入った障子で、関東で人気
があります。
逆に縦の組子が多く入った障子は縦繁障子で、
関西で好まれます。
写真1
【写真1】

【写真2、3】荒間障子
文字通り、縦横の組子を大きく(荒い)間隔で入れた障子です。
【写真3】は天井の照明カバーも障子に合わせてデザインしたり、床の間を現代風にして和室全体を
モダンな雰囲気にした例です。

写真2   写真3
【写真2】 【写真3】
【写真4】吹寄障子
縦の組子や横の組子を片側に寄せた障子。
写真のように縦の組子を中央に2本、平行に組むとちょっと粋な感じになるので、モダンな和風住宅に使われる場合が多いようです。
写真4
【写真4】
【写真5】猫間障子
障子の一部に左右又は上下に開け閉め
出来る子障子(小障子)を取り付けたもの
で、写真の障子は中央の小障子が左右に
開きます。
写真5
【写真5】
【写真6、7】は障子ではありませんが、障子紙を貼らず組子だけにして、程よく視線をさえぎりながら
通風と光をさえぎらない、そんな空間を提案した例です。
【写真6】は和室と広縁を一体の空間として考えた住宅です。
この建具をパーテーション感覚で使い、大人数で楽しむときは開放して1つの空間として、少人数の
ときは閉めて仕切るなど、シチュエーションに合わせ調節ができるのが特長です。
 
写真6 写真7
【写真6】 【写真7】
以上、ご紹介したように障子は水平垂直ラインが強調された建具なので、現代的でさえあります。
モダンなデザインを現代の住宅に取り入れて、インテリアのアクセントとしても和室にこだわらず使用
してみてはいかがでしょうか。
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ほんのさわりだけをご紹介しましたが、和の建具は奥が深いものがあります。
伝統的な使い方も素敵ですが、あまり形式にこだわらず、アレンジをして使えば、いろいろな可能性が広がるのではないでしょうか。

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