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おすすめインテリア:interiorインテリア通信「壁紙(クロス)選びのポイントA」
スタッフ  インテリアコーディネーター カナ

前回に引き続き、壁紙選びの時に役立つお話に
ついて進めたいと思います。

イメージ写真
前回の壁紙(クロス)選びのポイント@では、下の@〜Bの壁紙の素材についてお話ししましたが、
今回は引続きC〜Fの素材についてご紹介します。
■壁紙(クロス)の素材

C織物壁紙

高級感があり、主にホテルなどで使用されることが多い壁紙です【写真1】。
継目が目立ち易いので、熟練した職人による施工が必要となりますが、下地の状態等でビニール壁紙に比べて凹凸が目立易いという傾向があります。
わざと継ぎ目のところで目地をとり、巾ごとにラインが入るように施工する場合もあります。

一時は汚れや毛ばだちが原因で敬遠された織物壁紙ですが、近年また少しずつ人気が出ているようです。
素材の持つ暖かさや高級さに安心感が得られるのかもしれません。
また最近では織物でも汚れ防止や撥水加工の機能を持ったものも出てきました。
写真1
【写真1】
D和紙壁紙/E紙壁紙

和紙壁紙には手漉きとそうでないものにわけられます。
手漉き和紙は人間の手で漉いているので、大きさに限度があります。
手漉きの良さですが、紙の端がまっすぐではないので隣同士端を少し重ねて貼ります【写真2】。
これがまたいい風合いを出します。
和モダンのお店やおしゃれなレストラン等で壁の一部をこのように仕上げているのを目にされた方も多いと思います。

写真2

紙壁紙全般に言えることですが、素材自体が薄いため、下地の処理には神経を使います。
手漉きではありませんが、和紙の壁紙【写真3】や輸入紙壁紙【写真4】も同じことが言えます。

写真3
写真4
上記以外にケナフ紙などがありますが天然素材なので、アレルギーの方にもおすすめです。
F突板壁紙

木で模様を作り、薄くスライスしたものに裏打ちした壁紙です【写真5】。
ほとんどがロールでの販売で高価なものです。壁の一部にアクセントとして使用するような使い方が効果的です。天然木のもつ良さがそのまま現われ、存在感と高級感があります。
また、木ではありませんが、紙で編んだ布を使用したものもあります【写真6】。
この場合は天然木ほど高価ではありませんし、独自の風合いをもっているので、効果的に使用するとおもしろいと思います。
アジアンテイストにしようとお考えでしたら、突板壁紙を一部に使用するだけで、その雰囲気はかなり出るのではないでしょうか【写真7・8】。

写真5   写真6
写真7・写真8
前回と今回ご紹介しました「壁紙の素材」の中でもA〜Fの壁紙はビニールクロスに比べて施工が
難しいので、施工単価も高くなりますので、注意して下さい。
写真9 また、違う素材とのコラボレーションを楽しむのもおもしろいことです。(【写真8】はガラスタイルとの組み合わせです)。
全面に貼るのは勇気がいるけれど、一面であれば・・・というようにいろいろな組み合わせを楽しんでみてください。
line
 

これだけ多くの種類がある壁紙ですが、部屋ごとに変えたりしない方が空間の連続性が出ます。
ある効果を狙う部分だけ変えてみたり、部屋を限定して変えるなどの方が効果的なようです。
新米のコーディネーターさんの場合、全部屋違った壁紙を選んでしまう事もあるので気をつけて
チェックしてください。

【写真1〜8】画像提供/(株)サンゲツ
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