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ミラノサローネの展示会の後、イタリアからデンマークに移動しました。
目的は、近年日本で流行している”北欧のインテリア”について
実際に現地で調査することです!
北欧のインテリアについて現地で感じたこと・聞いたことをもとにご紹介致します。
今回は北欧で感じた木のぬくもりについて。
これを読んで頂くと、更に木に対する親近感がわくかもしれません。 |
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コペンハーゲンに行って一番驚いたことは公共施設にも木が使われていることです。
駅やホテル、レストランなど至る所で木の温もりに触れることが出来ました。
長く厳しい冬に、家に閉じ込められる北欧の人々の”木の温もり”へのこだわりがうかがえました。
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白木のテーブル・チェアが並ぶ店内。
温かみのあるナチュラルな雰囲気が「これぞ北欧!」
という感じでした。 |
空港の床も木のフローリングでした。
近代的な建物は冷たいイメージになりがちですが、
木を組み合わせることにより温もりのある空間に
なっています。
寒い北欧ならではの工夫なのでしょうか。 |
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下の写真はモダン和風をイメージしてコーディネートしたモデルハウスです。
木質感のあるダイニングテーブル・チェア・デスクは日本が誇る飛騨の家具。
やわらかい曲線や木肌の温もりは、自然素材ならではです。
こうして比較してみると、北欧の家具と日本の家具は通じるところがありますね。
日本人が北欧の家具を好むのは、当然かもしれません。
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上の写真は、コペンハーゲン中央駅。(日本で言えば東京駅にあたります)
屋根の構造部にもなんと木が使われています!
こんな大空間も木で支えることが出来るんだなぁと妙に感心してしまいました。
木って本当に強いんですねー。
積層のアーチ梁は百年前のまま今も大きな屋根を支え続けています。 |
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コペンハーゲン(デンマーク)に滞在中、中央駅近くのファーストホテルに2日間宿泊しました。
近代的で洗練されたイメージの外観。
しかし、内部に一歩足を踏み入れると、どことなく懐かしく、なぜか落ち着く。
その理由は”木質感”にありました。
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人は一番よく目にする色を”心地よい”と感じるそうです。
赤ちゃんが肌色や赤に反応するという有名な話もありますが、肌色に近い木に対しても”心地よい”と感じるのは世界の人々に共通しているのかもしれません。
落ち着きのある空間にするためには、木質感はとても重要なのですね。
豊かに暮らすヒントは北欧に隠されているのかもしれません。 |
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次回は、日本でも人気のある北欧のデザイナー・アルネ・ヤコブセンの作品についてご紹介します。お楽しみに! |
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