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最近の商業施設のトイレ空間はおしゃれで居心地の良いと思われる方も多いのではないでしょうか?
今回はリラックス空間へと変わりつつある「トイレ空間」についてお話します。

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以前、トイレは実用性一点張りの空間であり、「ご不浄」と言われていた時代もありました。
ところが洗浄便座が普及するにつれ、便器の形も進歩を遂げ、今ではトイレはリラックス空間へと変貌しつつあります。特にホテルや商業施設のトイレ空間がおしゃれな空間に変わり、来日される外国のタレントの中でも「便器を持って帰りたい」なんて言葉も飛び出すほどになりました。世界広しといえども、日本ほどトイレ空間の研究がされている国はないのではないでしょうか。そして、それは住宅へも浸透しつつあります。
また、トイレ空間は体調などを把握するには重要な場所なので、快適に衛生的に使用したいものです。

図@にあるように、トイレ空間はそれほど広い空間がなくても設置できます。
便器の種類もコスト・用途に合わせていろいろ用意されています。最近よく目にするようになったタンクレスの便器は、奥行きが短くコンパクトなので、狭い空間にも設置できます。また、タンクがない為、見た目にもスッキリします(写真@)。
また、タンクがあっても、それをキャビネットで覆ったタイプのトイレもあります(写真A)。手洗い器も収納も一体のキャビネットにより、機能的で使いやすいだけでなく、タンクレスのようなスッキリしたデザインでトイレ空間がシャープな印象になります。手洗い器をなくし、飾り棚等に使用するのもその家の個性が出てよいのではないでしょうか?


  図1
写真1 写真2
次にトイレ空間で、便器の他に重要なのは手洗いする場所です。タンクに手洗いが付いているタイプもありますが、できれば手洗い器は別に設けたいものです。手洗い器を設ける場合、ミラーも設置するとちょっとした身だしなみチェックも出来て便利です。手洗い器もいろいろなタイプがあるので、スペース・ご予算など条件にあった使い勝手の良いものを選びたいですね。(写真B〜F)
写真3 写真4
 
写真5 写真6
写真7
尚、高齢になると手を洗うために後ろを振り向いて便器越しに手を洗う動作がしにくくなります。これはタンクの洗浄レバーを動かす動作にも言えることですので、できればリモコンで洗浄できるタイプの便器を選択するとよいですね。
最後にトイレ空間の内装材をお好みのテイストに仕上げてみてはいかがでしょうか。
1面だけクロスの色を変えてみたり、防臭機能を持ったタイルを貼ってみたり・・・、内装材の使い方でいろいろな空間を作ることができます(写真G〜J)。
 
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また、照明の使い方にもこだわると、より一層雰囲気のある空間になります。ただ、一般住宅では商業空間とは違って家族の健康にも関わる場所なので、あまりに暗い照明は避けた方がいいかもしれません。
@〜H写真画像提供/(株)LIXIL
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今回のリラックスできるトイレ空間はいかがでしたか?
機能性が重要なトイレ空間ですが、お好みの小物や絵などのインテリアを飾るだけでも雰囲気のある空間に仕上がります。思い切ってクロスをタイルに変えるなど個性的にして、ご自分だけのリラックス空間にしてみてもよいですね。
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