■子どもの成長や家族のライフステージを考えて | ||||||||
住宅の新築を考える時、「結婚」や、「子どもの誕生」「子どもの入学」がきっかけになるケースが多いのではないでしょうか? |
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■子どもが小さいうちは(幼児期〜学童期の子供への配慮) | ||||||||
ここ数年、人気の高いオープンキッチン【写真1】。 奥様が孤独にならず家族とコミュニケーションを取りながら料理や後片付けができるという事はもちろんですが、料理をしながらでも常に子どもの様子を見ることができる点も大きなメリットです。 ただ、気をつけないといけないのは、キッチンは火を使ったり包丁があったりと子供には危険なものがいっぱいあること。冷蔵庫には、コンロやシンク側を通らずに行ける動線を考えるなどの配慮も必要です。オープンキッチンの例を、「子どもを見守るママのまなざし(目線)」と「冷蔵庫への足跡(動線)」と合わせてご覧ください【図1】。 |
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■小学校にあがったら(学童期の子供への配慮) | ||||||||
子供とのコミュニケーションを取る事は、成長を見守る上で非常に大切です。 小学生のお子さんのいらっしゃるミセスの支持が多かったのが、食事中にTVを見ない習慣を身に付ける「食育スクリーン」(【写真2】)です。「食育スクリーン」を支持されたミセスの声を一部ご紹介します。 ・「TVに夢中になりすぎて家族の団らんが少ないので」(長女7歳・長男4歳) |
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幼児期・学童期・生徒期のどの世代のお子さんがいらっしゃるミセスにも支持されたのが、「必ずリビングを通る動線」(【図2】)です。 学校生活の時間が長くなり、家族とのふれあいの機会が少なくなる時期でもある小学生のお子さんがいらっしゃるミセスの声を一部ご紹介します。 ・「子と一緒に暮らしている時間は人生の中でごくわずかなので、顔を合わせて大切に暮らしたいから。」(長女12歳・長男9歳・次男6歳) ・今の住宅状況だと息子の部屋を確保することは難しいが、今後つくってやりたいと思う。そのときはLDを通らないと部屋にいけないつくりにしたい。大きくなっていくとコミュニケーションが不足しがちになるので、子供の変化にちゃんと気づけるようにしたい。」(長男9歳) |
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■中学生になったら(生徒期の住宅) | ||||||||
中学生以上になると急に大人びてきて、親としては、「悪い友達とつきあっていないか?」、「どんな彼(彼女)を連れてきたのかしら?」など心配事が増えてきます。そんな大きな問題ではないにしても、子どもがどんな事を考え、どんな行動をしているのか気になることもあるので(幼児期・学童期のような関わりあいとは異なりますが)、やはり家の中で子どもの雰囲気は感じていたいものです。
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お子さんとの関わりについては、みなさん大変興味がある話題なので今回はアンケート結果を踏まえたコラボ企画で進めてみましたがいかがでしたでしょうか?ご紹介したように、子どものライフステージで求められる機能は少しづつ変化して行きます。 子どもの事は子ども部屋でなんでも対応させようと思いがちですが、そうではなく家全体で考えるべきだということに注意ながら計画を進めるようにして下さい。 |
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※写真はイメージを含みます。必ずしも説明文と一致するものではありません。 ※申し訳ありませんが、記載された住宅の設計についてのご質問や個別の住宅設計のご相談には応じかねますので予めご了承ください。 |
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