住まいの情報サイト「おうち*くらぶ」
HOMEおうちを考えるおすすめインテリア花のある生活みなさんの声プレゼント&アンケートスタッフルーム
おうちを考える:think about home
ストレスフリーの住宅
スタッフ 一級建築士 ケイ

家族との団欒を楽しみリラックスする、
子供の躾をする、
趣味や勉強など個の時間を大切にする、
・・・住宅にはいろいろな側面があります。
家族の時間と自分の時間を使い分けて、
ストレスの少ない生活をしてみてはいかがでしょうか?

イメージ写真
line
■NNKとPPK

唐突ですが、「NNK」と「PPK」という言葉をご存知ですか?
「NNK」は「ねん・ねん・ころり」で、年をとるにつれて弱って寝込んでしまい寿命を迎える事。
「PPK」は「ぴん・ぴん・ころり」で、ずっとぴんぴんして健康に毎日を過ごしていて、突然ころりと
寿命を迎える、という事だそうです・・・PPKが理想形ですね。

精神的なストレスの少ない生き方も、PPKの秘訣のように思います。
こういった、人間の健康・加齢を考えた家作りは「エコ住宅」「CO2の排出が少ない住宅」など、今盛んにハウスメーカーなどが宣伝しているような住宅の、さらに次の世代の住宅として研究が進められており、いずれ早いうちに基準などが形になってあらわれて来ると思われます。

 
■家族時間と自分時間

住宅の話に戻ります。
変化のある空間・・・【写真1、2】は2階に上がる途中の中2階に部屋を設け、足を使い視覚的な変化を楽しみ頭を使う空間とした例です。
「階段の昇り降りが大変だ」と思わせない、こんな空間で視覚的な楽しさを感じながら自然に足腰を鍛える事も高齢化社会を迎える日本では大切なのかもしれません…。
中2階は敢えてタタミの空間にして、家族団欒の空間・・・「家族時間」を楽しむ場としても、逆に個人の趣味の空間・・・「自分時間」を楽しむ場にも、マルチに使えるよう考えてあります。
飽和市場と言われるデジタルカメラ市場の中でデジタル一眼レフは伸びを示しているそうですが、お父さんがそういったカメラの手入れをしたり、専門誌を読みながら一人でリラックスできる「自分時間」の空間として活用する事ができます。
また、【写真2】を見ていただくとわかるように、このタタミ空間はリビングに面しているため、上のようなシチュエーションでも奥様や子供の気配を感じながら「自分時間」を楽しむ事が可能です。こういった「家族時間」と「自分時間」の切り替えが家の中で出来ることがストレスの軽減につながると思います。

写真1
写真2
〜リビングコンテナ〜

以前にもご紹介したように、ファミリールーム【写真1、2】の下の空間は「リビングコンテナ」【写真3、4】です。
効率的な集中収納を目論んだ空間ですが、中に入る事で何がどこに仕舞ってあるのかわかる、ストレスの少ない収納といえます。

写真3
〜女性の書斎〜
写真5  

キッチンの近くに設けられた「女性の書斎」【写真5】
オープンキッチンでの時間を「家族時間」とすると「女性の書斎」は忙しい家事の合間に一人になれる場所、「自分時間」を楽しめる場所でもあります。
ファミリールームと同様、手軽に「家族時間」「自分時間」の切り替えを上手に行いながらストレスフリーな生活を送れるよう計画しています。

【写真5】
〜玄関〜

玄関は少し広めに計画しておくと、ストレスフリーな生活を送る事が出来ると思います。
特に子供さんが小さい場合は、靴をはく、靴を脱ぐという行為が上手に行えず、ぐずぐず言って、お母さんのストレスが溜まってしまうという場合があります。経験がある方もいらっしゃると思います。

こういった躾をする・・・子供に外出時の習慣をつけさせるにも大切な空間と言えます。
【図1】のように玄関を少し広めに計画しておくと、そういったストレスも軽減されると思います。
さらにシューズクロークをとっておくと、少々靴がふえても物があふれて困るという、また違ったストレスが軽減されて安心です。

  図1

【図1】

line

どちらかというと、コミュニケーションの取りやすさ、子供との関わりなど、家作りやその後の生活をする上で家族との時間を大切にする事に目が向きがちですが、同じように個の時間を大切にする事も重要です。
それぞれ「家族時間」「自分時間」と名前をつけて、考えてみましたがいかがでしたか?
社会が複雑化して行くことで、精神的なストレスも多くなります。自分の家にいる時くらいは、上手に「家族時間」と「自分時間」を使い分けて、肉体面だけでなく精神的な健康も忘れず暮らしたいものです。


このサイトを友達に教える
HOME 「おうち*くらぶ」とは ご利用条件 ご意見メール 個人情報について サイトマップ
詳しくはこちらをクリック!
フィアスホームトップページ  
 
おうちを考える:快適生活のために
地震に備える
子供とのコミュニケーションを考える その2