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『長期優良住宅』について
スタッフ 一級建築士 ケイ

テレビ、新聞などの報道やハウスメーカーの
広告宣伝などで『長期優良住宅』という
言葉を見たり聞いたりした事があると思い
ます。今回は住宅業界では、ある意味
最も旬な話題と言える、この『長期優良
住宅』を取り上げます。

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先日、あるビルダーさんからこんなお話しを伺いました。
お客様から「『長期優良住宅』って国が保証する住宅なのでしょう?」、「ハウスメーカーやビルダーさんは黙っていても『長期優良住宅』を建ててくれるのでしょう?」と質問を受けたそうです。
・・・しかしながら、これはちょっと、質問をしたお客様の認識が違っているようです。
■『長期優良住宅』が生まれた背景は?
これまでの日本の住宅は寿命が短く、資産価値は20年経つと0円になってしまう(※1)という状態でした。
また、つくっては壊しの繰り返しで廃材を沢山 出したり、貴重な資源を無駄にしてしまい、地球温暖化防止の観点からも問題でした。

政府では、これからは「いいものをつくってきちんと手入れをして長く大切に使う」という形に大きく方針を変え、長期優良住宅の制度を作り、平成21年6月にスタートしました。まだ新しい 制度です。
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次の世代に貴重な資産や資源を残す事、住宅の価値を高めて資産として流通させるというのが主な
目的になっています。

※1)国土交通省国土交通政策研究所:住宅の資産価値に関する研究(平成18年3月)から引用
■『長期優良住宅』にするには?
冒頭で触れたように、黙っていては『長期優良住宅』を建てる事、建ててもらう事はできません。
住宅メーカーによって、標準仕様で『長期優良住宅「仕様」』に対応している場合とそうでない場合がありますが、「仕様」に対応しているだけでは『長期優良住宅』とは言えません。
耐震性、耐久性、省エネ、維持管理など決められた基準を満たした設計をした上で『長期優良住宅』を県や市等の所管行政庁から「認定」される必要があり、この「認定」に則った仕様で建設して初めて 『長期優良住宅』と呼べます。
法律の規定に基づき各地の所管行政庁が認定を行ないます。

『長期優良住宅』とする事で、ローン減税など税制面の優遇や、フラット35Sの金利優遇を受ける事が出来ます。
また、何よりもこの認定を取得する事で住宅の資産価値を上げる事も期待されています。
さらに「普及促進事業(※2)」「先導的モデル事業(※3)」といった補助金が出る制度を使う事で購入する上でのメリットを受ける事可能です。
但し、上で説明したように認定に適合するための性能・品質にする必要があり、もともと『長期優良住宅』仕様になっていない住宅では価格アップ要因となるので、要注意です。
費用対効果を考えて「認定」を取るかどうかは施主の判断が必要です。
※2) 「普及促進事業」:緊急経済対策として基準を満たす住宅に最大100万円の補助金を支給。平成21年度の事業は事実上終了(11/7時点)。
※3) 「先導的モデル事業」:住宅会社が先導モデル事業に採択される事が条件。その上で採択時の決められた仕様で住宅を設計・施工する事で最大200万円の補助金が支給される
■『長期優良住宅』はどんどん増えています
今年の6月にスタートした長期優良住宅ですが、月を追うごとにどんどん増えています。
6月〜10月の注文・分譲戸建住宅の着工数のうち約14%が『長期優良住宅』で、10月一ヶ月を取ってみると県別では山口県で約44%、宮城県では約34%が既に『長期優良住宅』となっています。
これから住宅を建てようと思っている方で、長期優良住宅に興味を持たれた方は是非検討をお勧め します。
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今回はなるべくわかり易いように書きましたので、『長期優良住宅』の詳しい内容についてお知りになりたい方には少々物足りないかと思われます。
詳しく知りたい方は弊社フィアスホームのHPや国土交通省等のHPでご確認下さい。

フィアスホームは「平成21年度第2回 長期優良住宅先導的モデル事業」に採択されました。
こちらも 興味のある方はHPをご確認下さい。

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