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寝室を考える(その2)〜眠りを誘う寝室〜 研究所スタッフ:一級建築士・ケイ
寝室は就寝前にリラックスしてよい眠りに入る準備をする、そんな空間であり、良い眠りをとって、疲労を取る部屋でもあります。夜明けと共に起き、日没と共に眠るという人間本来の生活リズムを整えるために部屋の中にも体のリズムを作るための設えが必要な事は言うまでもありません。今回は「寝室を考える」の2回目として、眠りを誘う寝室について考えます。
■眠りを誘う寝室

みなさん、下の3枚の写真を見て「あれ・・・?」と思いませんか?
3枚ともアメリカの分譲地に建つ住宅の寝室ですが、天井に照明器具がありません。
【写真1〜3】の住宅は天井に照明器具を取付けず、全てスタンド照明など間接照明で壁・天井を照らし、やわらかい光の空間が出来るよう考えられています。
我々の身近な例ではホテルの天井に照明がなく、やはり壁付けブラケットやスタンド照明で明かりを灯しているのはみなさんもよくご存知の事と思います。
日本の住宅の場合は寝室もリビングやダイニングと同じように煌々と照明を灯してしまいがちですが、間接照明を上手に使ってやわらかな光を心地よく演出するのは欧米の住宅の方が上手だなと感じます。

【写真3】
【写真1】【写真2】
【写真1】 【写真2】
【写真3】

一般的な日本人の生活では、習慣や文化の違いから【写真1〜3】の寝室のように天井照明なしというお部屋に抵抗感のある方も大勢いらっしゃると思いますが、主照明と間接照明を上手に組み合わせる事で就寝前の心地良い空間作りをする事はできます。

眠る前にはゆったりとした気分になることが必要だそうです。

そのためにはやわらかい光でそういった雰囲気を作っていき、自然と眠りに入れる環境作りが大切です。

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【写真4、5】と【写真6、7】は同じ部屋でそれぞれ昼間と照明を灯した夜の様子を比較したものですが、こうして並べて見ると全く雰囲気が違う事がわかります。

上に書いたように寝室は眠りを誘う設えが大切ですから、心地良い眠りに入る事を中心に照明計画を考える必要があります。

【写真4】 【写真5】
【写真4】 【写真5】

【写真4、5】の寝室ではダウンライトで壁面を淡く照らしていますが、下がり壁を設けその中にダウンライトを隠す事で寝ている姿勢でも眩しくないように工夫しています。
また、【写真6、7】の寝室では、光が周囲に拡散するタイプの壁付けブラケットとスタンド照明を組合せ、主照明を消してもリラックスできる明るさを演出しています。

寝る前に読書を欠かさない方の場合にはスタンド照明はスポット型にして一部を照らすスタイルにした方が良いですね。
旅客機の読書灯と同じような考え方です。

【写真6】 【写真7】
【写真6】 【写真7】

【写真8、9】は2006年のミラノサローネでのベッドの展示ブースです。
寝室全体が再現されたブースですが、展示会場という事もあり、とてもおしゃれな空間作りがされています。
【写真8】はベッドサイドにスタンド照明を置きたくなるところを、ペンダントを大胆に取り入れたり、【写真9】では壁際の大きなペンダント、ヘッドボード上にダウンライトを仕込んだニッチを設けるなど寝室に見せ場を作っています。

【写真8】 【写真9】
【写真8】 【写真9】
 
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■安眠のためのプラスワンの空間

【写真10】は【写真1〜3】と同じ地域に建っていた住宅の主寝室の前室です。
写真の撮り方が上手ではなく、わかりにくくて申し訳ないのですが左側が主寝室、手前が廊下です。

「何のため?」と考えてしまいますが、こういった空間がある事でいきなり廊下から寝室に入るのではなく、ワンクッションある事で(扉があるわけではありませんが)何か安心感を与えてくれる・・・そんな気がしました。

これは以前、「寝室を考える」で紹介した2枚扉のように・・・寝室に入る前に一つ空間を設ける事で気持ちを切り替えるような心理的効果があるのではないかと思います。
敷地に制約のある日本の住宅ではなかなか難しいのですが・・・参考までに。

「寝室で就寝前にする事」というおうち*くらぶのアンケート調査で、上位にランクされたのが読書、インターネット、映画鑑賞、お酒を飲むの順でした。
寝室にテーブルとチェアやソファなどを持ち込んでちょっと座ってこういった事をしてみたいところですが面積的に難しい・・・という時に【写真11】のようにベッドサイドにベンチを設けてみると意外と活躍してくれるかもしれません。
しかも下の部分には収納があって物の整理にも便利です。
ちょっとお酒を飲んだり、インターネットをして眠くなったらベッドにもぐりこんで・・・という事も簡単にでき、充実した生活が送れるのではないでしょうか?

【写真10】
【写真10】
【写真11】

【写真11】

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先日、今話題の東京ミッドタウンにあるホテル「リッツカールトン」に1泊して来ました。
お部屋はさすがに今年オープンしたホテルだけあって「和+ソフトモダン」スタイルでスタイリッシュ且つおしゃれなデザインで、ちょっと大人の空間を楽しむ事ができました。
もちろん眠りを誘う照明計画もきちんとされていましたよ。
何枚かインテリアの写真を撮ってきましたが、Net上に公開できないのが残念です。(1枚だけ差し障りがないと思われる写真を紹介します。)
時間に余裕のある方は旦那様や恋人と一度訪れてみてはいかがでしょう。

イメージ
※写真はイメージを含みます。必ずしも説明文と一致するものではありません。
※申し訳ありませんが、記載された住宅の設計についてのご質問や個別の住宅設計のご相談には応じかねますので予めご了承ください。

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