「居心地のよい住まい」についてのアンケート結果発表その1｜ouchi＊club-住まいの情報サイト「おうち＊くらぶ」

おうちくらぶでは、2013/12/12～2014/01/20の期間に『居心地のよい住まい』についてアンケート調査を実施しました。ご協力頂きました318名のミセスの方に、この場をお借りしてお礼申し上げます。




Ｑ1）	あなたはご自宅で、リラックス出来ていますか？(単一選択)

●自宅でリラックス出来ていないミセスは、なんと27％も！

『あなたはご自宅でリラックスできていますか？』との質問に対し、全回答者中73％のミセスは、「十分出来ている」又は「出来ている」との回答となりました。逆に、「あまり出来ていない」が25％、「全くで来ていない」が2％と全体の4分の1のミセスがリラックス出来ていない、との回答となりました。
「十分出来ている・出来ている」と回答した方は、『快適な空間で素の自分を存分に出せる。家に帰るとホッとします。家にいるのがとても好き』、『（家が）気に入っている』など、現在のお住まいに不満がない、もしくは不満が少ない事がわかりました。
逆に、「あまり出来ていない・全く出来ていない」と回答した方は、『家が狭い』、『お風呂が寒い』、『なかなか片付かない』、『部屋が汚い』、『仕事と家事（育児・介護）で時間が取れない』といった、“家”そのものの問題と、“ライフスタイル”の問題に分かれる結果となりました。


Ｑ2）	あなたがご自宅で、リラックス出来る時間帯はいつですか？（単一選択）

●休日では、朝（6～9時）と夕方（16～19時）が平日より増加傾向！

Q1で「十分出来ている」「「出来ている」「あまり出来ていない」と回答されたミセスにリラックス出来る時間帯を聞いたところ、
平日の場合、第1位「深夜 30％」、第2位「夜 27％」、第3位「午後 21％」、
休日の場合、第1位「深夜 27％」、第2位「夜 24％」、第3位「午後 22％」
という結果になりました。
平日と休日を比較すると、上位3位の時間帯にあまり変化はありませんが、朝（6～9時）の時間帯では、休日の方が3ポイントアップの5％、夕方（16～19時）では、休日の方が6ポイントアップの9％とアップした事がわかりました。
平日の朝は家族の朝食準備や出勤準備、夕方は帰宅後の夕食準備など時間に追われる事が多いですが、休日はそういった家事に追われる事なく、朝はゆっくり眠れたり、比較的時間に余裕を持って過ごせる事がリラックスにつながっていると考えられます。

●第一子小学生のミセスのリラックスタイム、平日は昼間（9～16時）、休日は19時以降！

家族構成別に見てみると、第一子小学生のミセスでは、平日は昼間（午前9時～午後16時）61％、夜（夜19時～深夜）35％で、リラックスタイムは昼間であるのに対し、休日は昼間（午前9時～午後16時）19％、夜（夜19時～深夜）68％とリラックスタイムが夜となり、真逆になる傾向が見られました。
理由としては、基本的に自分時間が持てる時間帯がリラックスタイムとなっていると考えられます。平日は、子どもが小学校に行っている昼間の時間帯ですが、休日の昼間は子どもとの時間が優先される為、子どもが寝た後の時間帯がリラックスタイムと考えられます。
子どもとのコミュニケーション時間を大切にしているミセス像がうかがえました。


Ｑ3）	あなたはご自宅で、何をしている時が一番リラックス出来ますか？（単一選択）また、具体的な内容がある方はフリー欄にご記入下さい。

・特に家事が一段落した後のお茶。（岡山県 30代）
・家事の合間に一人で飲むコーヒータイムは格別な心の安らぎと幸せ感があります。（大阪府 50代）
・ティータイムをしながらのテレビや録画したものを鑑賞。（福岡県 30代）

・予定のない日のお昼は思わずウトウト。天気のいい日よりも雨の日の方が多いです。
しとしと降る雨音が落ち着く。（神奈川県 30代）
・寝る前にベッドで、少し本を読む時間が一番好きです。（神奈川県 40代）
・こたつでウトウトしている時が何より幸せに感じます。（岐阜県 50代）

・子供の学校での出来事、習い事のことなどを聴いている時。（埼玉県 40代）
・読書している時は悩みも忘れられて、ストレス発散になるから。（滋賀県 30代）
・今は暖かい湯たんぽを抱いてひざ掛けにくるまって、ソファーの上で夫と共に過ごす事が最高級の家でのリラックス。（神奈川県 30代）
・平日に録りだめしたドラマを見ながら、ワインを飲む時が一番幸せです。（大阪府 40代）

● つかの間のひとときがミセスのリラックスタイム、
　　第１位『ゆっくりお茶やコーヒーを飲む』

ご自宅で一番リラックス出来る事は、
第１位ゆっくりお茶やコーヒーを飲む 20%
第２位寝る・お昼寝をする 15%
第３位テレビ・DVDを見る（ドラマ・映画等） 13%
という結果になりました。上位１～５位は『自分時間』の過ごし方であり、この時間をどれだけ持てるかがポイントのようです。
家族構成別に注目すると、子どもが小さいほど、「ゆっくりお茶やコーヒーを飲む」と回答されたミセスが多い傾向が見られ、子育てや家事の合間のひとときを大切にしていると考えられます。
また、二世帯同居では、「家族で過ごす」と回答されたミセスが他に比べて多く、『家族時間（世帯間交流）』を大切にしていると考えられます。


Ｑ4）	Q3で回答された「リラックス出来ること」は、主にどいこでやっていますか？(単一選択) また、選んだ理由をお聞かせ下さい。

◆回答を選んだ理由

・温かい部屋がリビングなので。（熊本県 20代）
・広いリビングでゆったりして家族と話すと癒されます。（広島県 30代）
・ソファかラグの上に楽な姿勢でいられるから。（奈良県 40代）
・子供も夫もいない時間に、ゆっくりソファに座っていられるから。（北海道 40代）
・片付いたリビングに一人でゆっくりとする時が一番落ち着くから。（兵庫県 50代）
・１日の殆どをリビングで過ごしているので。（静岡県 50代）

・ベッドでぬくぬくしながら読書をして惰眠をむさぼるのがなにより幸せです。（東京都 30代）
・普段睡眠時間が少ないため、休みの日のお昼寝は一番の楽しみ。（岐阜県 30代）
・仕事をしているため、どうしても寝室にいる時間が長くなるから。（京都府 50代）

●リラックス出来る場所、第１位リビング

Q3で回答したリラックス出来る事をやる場所としては、第1位「リビング 61％」とダントツの結果になりました。
フリーアンサーを見ると、リビングと回答したミセスは「温かい部屋がリビング」「１日の殆どをリビングで過ごしているので」などのコメントが目立ち、１日の中で一番長くいるリビングがリラックス出来る場所である事が考えられます。
家族構成別にみると、子どもが小さいほど「リビング」でリラックスしているミセスが多く、逆に子どもが大きいほど「寝室」でリラックスするミセスが多くなる傾向が見られました。また、二世帯同居では、「寝室」と回答されたミセスが多く見られました。
以前実施した二世帯住宅のアンケートでもありましたが、寝室は‘お互い気を使わずに過ごせる場所’‘唯一プライバシーが確保されている場所’という事が主な理由と考えられます。


Ｑ5）	Q4で回答された「リラックスをする場所」について、満足していますか？（単一選択）


Ｑ6）	Q5で、「あまり満足していない」「不満」と回答された方にお伺いします。どんなことが不満ですか？（単一選択）

◆具体的な内容

・狭い＆寒い。（長野県 30代）
・主人の好きなものばかりがそろっていて、家具一つ好きなものがないので居心地が悪い。（青森県 30代）
・目の前が道路で交通量が多く、排気ガスが入ってくる為換気がしづらく、騒音も聞こえてあまり落ち着けないので。（青森県 30代）

・おもちゃや家具でごちゃごちゃしている。（群馬県 30代）
・家族の私物が片付いていない事があり、すっきりしているとは言いがたいから。（神奈川県 50代）
・部屋の内装が趣味に合わない。（奈良県 40代）
・同居の姑の影が気になってリラックスできない。（宮城県 40代）

● リラックスする場所についての不満、第１位「部屋の環境が悪い」

Ｑ5で回答した「リラックスする場所」について不満に思っているミセスの理由としては、第1位「部屋の環境が悪い 33％」、第2位「部屋が狭い 30％」という結果になりました。
年代別に見ると、50代では「部屋がないこと」が不満、60代では「設備が不足していること」が不満であることが、他の年代に比べて多い傾向が見られました。
フリーアンサーを見てみると、「狭い＆寒い」「おもちゃや家具でごちゃごちゃしている」などのコメントが見られました。
リラックスするには、部屋の暖かさや静かさなどの物理的な事はもちろんですが、部屋が綺麗に片付いている事も重要なポイントである事がわかりました。


Ｑ7）	もし住まいに制約がないとしたら、リラックスするために本当にやりたいことは何ですか？（単一選択）また、具体的な内容がある方はフリー欄にご記入下さい。

● リラックスする為に家でやりたいこと、上位３位「寝る」「趣味をする」「運動をする」！
　　自分時間を楽しみたいミセス！

住まいでリラックスする為に本当にやりたい事について質問したところ、
第１位寝る・お昼寝をする 14%
第２位趣味をする（手芸・ネイルケア等）13%
第３位運動をする（ヨガ・ストレッチ等）9%
という結果になりました。
現在のリラックス（Q3）と比較すると、現在のリラックスで上位であった「パソコンをする」は10％⇒1％に、「ゆっくりお茶やコーヒーを飲む」は20％⇒7%に大幅ダウンしたのに対し、0％だった「運動する」「お菓子・料理を作る」がそれぞれ9％、5％と大きくアップしました。
全体的に見ると、家族、夫婦、子どもと過ごすなどの『家族時間』についての割合はほどんど変化がありませんが、『自分時間』の使い方を変えたいと思っているミセスが多い傾向が見られました。現在は限られたスペースと時間で、お茶を飲んだり、パソコンをしたりしていますが、スペースにも時間にも余裕があれば、趣味や運動をしてリラックスしたい思っているミセス像がうかがえました。