高温で湿度が高い夏場は、花もちが悪いですよね。数日でお花の首が垂れてしまったり、つぼみのまま終わってしまったり、お花たちも夏バテぎみです。そこでこの時期、お花より比較的暑さに強い、葉を数種類使ってアレンジしてみませんか?グリーンを基調としたアレンジで、爽やかで涼しげな印象になります。葉の特長を活かしたり、葉の色のグリーンもそれぞれなのでグラデーションを楽しんだりと、アレンジの幅が広がります。 今回は、花器を変えて同じ花材で「和風」と「アジア風」のアレンジをご紹介します。 |
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使用するお花や葉は同じでも、花器の特長に合わせてそれぞれ使い分けると、まったく違う印象のアレンジメントになりました。 | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
花器は、つや消しの黒い陶器を使っています。
ニューサイを垂直に挿し、タニワタリはしなりを利用して、柔らかな曲線を描くように挿して、それぞれのラインを美しく見せています。その他の花材、アワ、SPカーネーション、モルセラはそれぞれグルーピングし、コンパクトにまとめました。モルセラは1本をSPカーネーションと同じくらいの大きさに小分けしてSPカーネーションに混ぜて配置しています。クッカバラは個性が強いのでひかえめに。
オアシス隠しにナルコユリを花器の口付近に挿し、レザーファンでバック処理しました。 |
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籐でできた足付きの花器を使用しています。エキゾチックで独創的なアレンジになるよう 個性の強いクッカバラを、花器の特長を活かし、垂れ下がるように挿しています。背面にタニワタリを垂直に挿し、高さを出しています。ニューサイ2本を3等分に切り、6枚のうちの4枚はU字に折り、2枚は先端を丸めアクアグルーで貼り付け、両サイドに配置します。中央部分にアワを、その前にSPカーネーションを高低差をつけて挿し、そのサイドにモルセラを小分けして挿します。ナルコユリとレザーファンでバック処理します。 |
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次回のテーマは「バーティカルでラインを美しく」です。どうぞお楽しみに!! | |||||||||||||||||||||||||||||||||||||||||
〜〜 この「花のある生活」は、プロの先生に監修していただいています 〜〜 |
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瑞穂先生は、千葉県松戸市でフラワーアレンジメント教室を開いています。 随時、生徒さんを募集しています。体験レッスンもできますので、 興味のある方はお問い合わせください。⇒ご意見メール |
**みなさんからの素敵な作品を募集します** 今回は、まさに夏のこの時期にピッタリの、青と白を基調とした爽やかなドライフラワーのアレンジを投稿していただいた島根県のOさんの作品をスタッフルームに掲載させていただきました。「色を楽しむアレンジ」で紹介したカラーオアシスを使った素敵な作品です。ぜひご覧下さい。 みなさんからのアレンジメントの作品を募集しています。 |
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